ワーホリに行くと就活が上手くいかないのではないかと心配している方は多いのではないでしょうか。
当然、ワーホリに行くことを考えている人は「就活」が上手くいくか心配になってしまいます。
この記事では、ワーホリと就活に関する以下の内容を紹介しています。
- ワーホリが就活に有利である理由
- ワーホリが就活に不利である理由
- ワーホリをした新卒の就活について
- ワーホリをした既卒の就活について
- ワーホリからの帰国後の就活を成功させる方法
- ワーホリからの帰国後に就活をしない選択について
この記事を読めば、あなたがワーホリに行くべきかどうかを判断するのに役立つ情報が得られるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
ワーホリが就活に有利である理由
ワーホリが就活に有利である理由としては、以下の3つがあるので紹介していきます。
- 語学力をアピールできる
- 企業が採用で重要視する力をアピールできる
- 海外の経験をアピールできる
語学力をアピールできる
ワーホリで英語やその他の言語の習得に力を入れていれば、就活の際に語学力をアピールできます。
語学力をアピールする際には「TOEIC」「TOEFL」「IELTS」などの語学力テストで結果を出しておく必要があります。
ワーホリをしながら語学力テストの勉強をしておくと良いでしょう。
語学力テストには英語力だけではなくテクニックも必要です!
企業が採用で重要視する力をアピールできる
企業が採用において「忍耐力」「解決能力」「自分で考える力」「マネジメント能力」などの力を重要視する傾向にあります。
ワーホリの経験を交えながら「忍耐力」「解決能力」「自分で考える力」「マネジメント能力」などのアピールを差別化できれば、企業からの評価は良くなります。
ワーホリをしているときに、就活で話せる経験を積んでおくのが良いでしょう。
企業が欲しがる人材を目指そう!
海外の経験をアピールできる
海外で生活した経験があれば、グローバル企業や外資系企業からの評価は上がります。
積極的な異文化への理解や海外へ移住するという行動力は、就活の面接時のアドバンテージになるでしょう。
海外で生活したという経験は大きな財産になります!
ワーホリが就活に不利である理由
ワーホリが就活に不利である理由としては、以下の3つがあるので紹介していきます。
- 企業に休暇していたと考えられる
- 履歴書に空白ができる
- 語学力がアピールできない
企業に休暇していたと考えられる
企業の立場からすると、ワーホリは「ワーキング(労働)」よりも「ホリデー(休暇)」と考えられることが多いです。
頑張ってる人も多いのにホリデー扱いするな!!!
ワーホリ中の仕事内容にもよりますが、就活する企業の業務に関わる内容でないのであれば、企業からの評価は厳しいものになるでしょう。
ワーホリで企業に休暇していたと捉えられないためにも、ワーホリ中は就活を見据えた仕事選びをしておく必要があります。
履歴書に空白ができる
学生以外がワーホリに行くと、履歴書に空白ができてしまいます。
企業は履歴書の空白に対して厳しい評価をするため、学生以外の方がワーホリに行く場合には、就活で相当のマイナス評価をされるということを受け入れる必要があります。
マイナス評価からのスタートとか最悪だ・・・
履歴書の空白のマイナス評価を相殺して、なお良い評価をもらえるような経験やスキル習得をしておきましょう。
語学力がアピールできない
ワーホリに行くと語学力がアップすると勘違いしている方が一定数いるようですが、ワーホリに行くだけでは語学力はアップしません。
特に、最近はワーホリに人気があるので、ワーホリに行く日本人が多く、ワーホリに行っても日本人コミュニティで生活している方が多いようです。
日本人コミュニティで過ごすのはNG!
ワーホリに行って、たくさん勉強や会話をして語学力をアップしなければ、就活で語学力をアピールすることはできません。
ワーホリをした新卒の就活
休学などでワーホリをした新卒の就活は、履歴書に空白ができる訳ではなく、語学力も上がっていることが多いため、就活が有利になることが多いでしょう。
学生が羨ましいよぉ・・・
休学をしてワーホリも卒業してワーホリも、同じように思えるかも知れませんが、大手企業は新卒と既卒の基準を卒業年度で決めていることが多いため、まだ間に合う学生の方は休学の選択肢を選ぶと良いでしょう。
学校によって休学に高額な費用がかかる場合があるとは思いますが、大手企業への就職を考えている方は休学費用を何とか用意しておいた方が良いです。
ワーホリをした既卒の就活
会社を退職してワーホリをした既卒の就活は、履歴書に空白ができ、休暇扱いとされることがあるため、就活が厳しい状況となることが多いでしょう。
ワーホリをした既卒の就活について、具体例を交えながら3人分紹介していきます。
1人目
1人目のケースでは、ワーホリでTOEIC800点という就活で必要とされるスコアを達成していたものの、国際関係の部署ではTOEIC800点でも物足りないとのことでした。
国際関係の部署はやっぱり厳しいんですね。
ワーホリの経験生かしたい場合、業務・成果へのコミットを求められるオフィスワークを経験していることが鉄則であるようです。
ワーホリでキャリアップを目指す方は英語力のアップだけでなく、経験する業種にも注意しておく必要があります。
IT関係の会社で働くTさんは大の旅行好きで、学生時代からおカネを貯めては海外旅行に出掛けていました。ただ、彼女の勤める職場・職種では得意の英語を生かすことができず、ストレスの溜まる毎日。そんな中、ネットでワーホリの存在を知ります。
そこにあったのは、オーストラリア・シドニーのカフェでイキイキとアルバイトをする人の記事でした。「これだ!」ということで、勤めていた会社を退職、半年後には念願の海外生活をスタートさせます。
最初の3カ月間は語学学校に通い、TOEICは800点をクリア。その後1年間をかけてオーストラリアの4都市を回り、カフェや農場でのアルバイトも経験し、夢のような1年間はあっという間に過ぎ去っていきました。……と、そこまではよかったのですが……。
オーストラリアから帰国後、早速就職活動に入ります。現地で培った英語力を武器に、外資系企業や貿易商社を中心に受けていったものの、手元に届く通知はすべて「不採用」。聞けば、ほとんどが書類審査の段階で落とされてしまったそうです。唯一面接に進んだ会社でも「TOEIC800点というだけで国際関係の部署はムリ」と言われてしまう始末。いったいどうしてでしょうか?
新卒採用と異なり、転職者への面接では「具体的な経験」について、より厳しい目で見る傾向があります。海外経験であれば、履歴書にあるビザの種類も重要事項。ワーキングホリデーでオーストラリアに1年間行ったというだけでは、有効なアピールになりません。特にワーホリは、どうしても「ホリデー」の要素が強いので、そこで実際に何を経験したのかということがポイントになります。
Tさんの場合、TOEICのスコアと合わせ、アルバイト経験の中からビジネス的要素を抽出するしかありません。が、ここにも問題が。
ワーホリの経験をキャリアアップにつなげたい場合、より業務・成果へのコミットを求められるオフィスワークを経験していることが鉄則なのですが、Tさんが取り組んだのは、接客・店頭作業が中心のアルバイトでした。
そもそも、渡航前は英語スキルが乏しかったTさんにとって、ワーホリでオフィスワークができる先を探すのは、難易度が高めです。同じIT関係の仕事で探すか、そうでなければ有給にこだわらず、無給のインターンシップなども視野に入れるとよかったのかもしれません。
結局、Tさんは同じ職種に再就職したのですが、前職よりも給料や福利厚生が下がってしまいました。いいリフレッシュにはなりましたが、キャリアアップという当初の目的は果たされなかったようです。
https://toyokeizai.net/articles/-/116483?display=b
2人目
2人目のケースでは、書類選考で落とされることが多く、面接までたどり着いてもワーホリの経験を上手く伝えられなかったようです。
伝える力を養っておくのが大切そうですね!
実際にワーホリの経験を上手く伝えようとするには、ワーホリ中の成功体験や血のにじむような努力をしておく必要があります。
ワーホリ帰国後の就活で就職した会社は卸商社です。特に英語を必要とするところではありませんが、正社員を希望していたためそちらで働くことを選びました。ハローワークでの仕事探しと派遣会社2社に登録をしました。派遣会社は地元に強いところと大手を1箇所ずつです。
受けた数は20社くらいだと思います。やはり帰国後の微妙な年齢(20代後半)と、遊んできた感のあるイメージが強いワーホリなだけにだいぶ苦労しました。
まず書類で落とされるので面接をしてもらえず、人柄を見てもらえないのは悔しかったです。面接が一緒だったとしても面接官の興味が明らかになかったり、ワーホリの経験をうまく強みに変えられず、伝えられなかったりしたことがよくありました。
就職は縁とタイミングだと思いますが、英語を使うということにこだわらず、また派遣会社の紹介予定派遣制度を利用するといいと思います。間にスタッフが入ってくれることでこちらの良さを上手にアピールしてくれますし、面談に重点が置かれているので人物を見てもらえます。
ワーホリをしてきたことをどうしたらいいイメージに捉えてもらえるのか、言葉でしっかり伝えられるように考えておくことも必要です。
https://www.rirekisyodo.com/job-hunt/job-hunting-after-work.html
3人目
3人目のケースは、外資企業への就活をメインにしていたため、高い英語力が求められています。
ワーホリ後の就活に対してもポジティブな意見を持っており、必ずしもワーホリ後の就活が上手くいかないということがわかります。
これは少し背中を押されるような体験談ですね!
オーストラリアのメルボルンからワーキングホリデーを終えて帰国。帰国後、英語を使った仕事に就きたいと思い、外資系企業を狙いました。転職サイトを探し、外資系企業に4~5社ぐらいにネットから応募しました。そのうち3社から内定を頂きましたが、やはり求められるのは外資系ということもあり英語力でした。
ワーキングホリデーでは英語を使って生活していましたが、ビジネスとなるとまた日常英会話とは別物。もっとビジネス英語も勉強すればよかったなと思いました。
ワーキングホリデー後は、就職しにくいと思われている方も多いかもしれません。ですが、ワーキングホリデー中で得たものは、英語だけではなく必ず生かすことが出来ると思います。ワーキングホリデー中のバイトだったり、ワーキングホリデーでできた友達だったり。自分の強みをアピールしていくことが大事だと私は思います。
https://www.rirekisyodo.com/job-hunt/job-hunting-after-work.html
ワーホリからの帰国後の就活を成功させる方法
ワーホリからの帰国後の就活をさせる方法として、以下の3つを紹介していきます。
- 前職と同じ業種に戻る
- 専門性をつけておく
- 英語力の証明をする
前職と同じ業種に戻る
栄養士、看護師、会計士、保育士などの職を持つ方は、前職と同じ業種に戻れば、ワーホリで得た語学力も相まって就活も上手くことでしょう。
可能であれば、元々働いていた場所にお願いしてみるのも良いかも知れません。
自分は戻るのは絶対いやだね!!
業種によって異なりますが、一般的に2月・3月・8月・9月は求人件数が増える傾向があるので、この時期に就活を始めるのが無難です。
専門性をつけておく
「多言語(英語など)」×「専門性(会計士など)」などのように「言語」と「専門性」の組み合わせは相性がよく、就活において素晴らしい武器になります。
会計士などの難関資格をとるのは難しいと思いますが、簡単な資格などをとっておくだけでも就活に役に立つでしょう。
資格をとれば就活が必ず有利になるわけではなく、自分の望んでいる業種に合う資格をとるのが大切です。
英語力の証明をする
就活では英語力を証明するために「TOEIC」「TOEFL」「IELTS」などが使用されます。
特に日本企業は「TOEIC」を目安にすることが多いので、無難に英語力の証明をしたい方はTOEIC800点以上を目指して勉強しておきましょう。
帰国後にTOEICの点数を伸ばす方法については、以下の記事で解説しています。
ワーホリで英語の能力が上がったからと言ってTOEICの点数が劇的に上がるわけではないので、きちんとTOEICの対策などをする必要があります。
TOEIC 800点 は厳しすぎるよぉ~
ワーホリからの帰国後に就活をしない選択について
この記事では、ワーホリからの帰国後の就活を成功させるためについて紹介してきましたが、人生の選択としては「就活」をすることだけが正解ではありません。
ワーホリで得た知識や経験を活かして個人事業主(フリーランス)として活躍したり、起業をして新規事業を創るのも良いでしょう。
自分も底辺から社長になり上がってやるんだ!!!
もちろん個人事業主(フリーランス)や起業をして生計を立てていくのは簡単なことではありません。
もし、サラリーマンとして働くことが嫌という方は、今から簡単な副業に挑戦してみてはどうでしょうか。
【後悔】ワーホリに行くと就活が上手くいかない!? まとめ
休学などでワーホリをした新卒の就活は、履歴書に空白ができる訳ではなく、語学力も上がっていることが多いため、就活が有利になることが多いです。
しかし、会社を退職してワーホリをした既卒の就活は、履歴書に空白ができ、休暇扱いとされることがあるため、就活が厳しい状況となることが多いでしょう。
ワーホリで得た知識や経験を活かして個人事業主(フリーランス)として活躍したり、起業をして新規事業を創るのも良いでしょう。
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